11月29日 明け方
ゴールデンレトリバー、14歳、
人間にすれば100歳を超えるくらいでしょうか。
懸命に生きようとするひたむきな姿を、
ずっと見守り、できる限りのことをしてきましたが、
ななちゃんが旅立ちました。
ななとの出会いは、2007年。
父の白血病の治療も順調で安心できるかなと思えていた頃でした。
病はこのまま治るものと信じていたので、
また犬を飼おう!と決めました。
ところが…
ななが我が家に来て間もなく
父の血液の状態が悪化。
骨髄移植をすることになりました。
治療をすることで免疫力が落ちてしまうため、
動物と触れ合うこともナーバスに考えてしまう体調になります。
飼ってもよかったのだろうか、、、
と話し合いもしましたが、
気を付けて接しよう!家族なんだから。
と父。
とはいえ、なんと!
ななは誰よりも父のことが大好きで、母を横目にいつも父にべったり(^^;
朝寝ている父の顔を舐めるだけでは飽き足らず、頭まで💦
とにかく仲良しの父となな。
面白い家族関係になっていました笑
しかし、父が亡くなり、
母と私、心がガタガタになりました。
ななも寂しそう。
けれど、なぜかななは父の神棚の前に、
父がよくななと遊んでいたテニスボールを置きました。
けっこうな頻度で笑
悲しみに押し潰されそうな母と私は、
そんなななの優しくチャーミングな心に毎日助けられてました。
ゆっくり時間をかけて、
母娘共に、ななには本当に助けられて、
楽しく過ごさせてくれて、
時には、母と私の親子喧嘩の間に入ってくれて…
ありがとう
たくさんすぎて…
昨日、
吸い込まれてしまいそうな朝の秋空。
父がななを迎えにきてくれたように見えました。
市川 翠扇